ぼちぼち日録

100年の時を越えて

2024年06月24日

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眠れない夜、ラジオの朗読で『月夜とめがね』、『野ばら』に触れた。

 

衝撃だった。今まで読んだことのない童話の世界。

物語は幻想的で、あとに寂寥感がのこる。童話を超えた深さを感じた。

 

作者・小川未明をネットで検索する。

明治15年生まれ。「日本の童話の父」と呼ばれ、小川未明文学賞もあるという。

 

すぐ本屋に駆け込んだ。

買い求めた『小川未明童話集』には、「100年読み継がれる名作」と角書きがある。

 

いま、本書に収められている12本の童話を読んでいるところだ。

 

この情報化時代に感謝する。

良いモノに出会いたいと欲していれば、いつかは出会える。

100年の時を越えても。