コーディネーターと出版社は、大袈裟にいえば運命共同体のようなところがある。
現在動いている件名で、出版契約書を作ることになった。
コーディネートのカンナ社、S出版社、著者との三者間で取り交わす書類である。
カンナ社がまず概略を作り出版社にみていただき、合意が得られたら著者に送信することになっている。
早急に動かなければならない。わかってはいるけれど、
モノがモノだけに先延ばしにしたい。いや、気掛かりは早く処理すべきだ。
そんなせめぎ合いの結果、深夜PCに向かった。
書類ができたのが23時45分。
もう遅いので明日送るか? いや、明日みていただくにしても、今夜のうちに送信だけしてしまおう。
24時、出版社の社長にメールを送信。そしてPCを閉じようとしたらギョ!!
返信がきた。
社長からだった。えっ!こんな時間に?
出張先のホテルだろうか? 日中は慌ただしく動いてやっと落ち着き、メールの整理などしているのね・・と想像がついた。
(お疲れ様です! 今日はよいことがありましたか?)
会社も立場も違えど、連帯感が生まれた瞬間だった。