訪問先は教育哲学、倫理学の松島恒熙先生。
研究室に入ってまず驚いた。
哲学、思想書の本棚に野球のステッカー、ユニホームなどが混在する賑やかさ。
野球部に関わりがあるという。
「今までにない画期的なスポーツ哲学のようなものを本にしたい!」と意欲と情熱を示された。
打ち合わせでは出版に対する素朴な質問をぶつけられる。
今後どんなお原稿をご用意いただけるか楽しみだ。
* * * * *
さっきから気になっていることを言葉にしたくてウズウズしていた。
わたしの悪い癖であるが分かっているけどやめられない。
えい! 言ってしまおう。
「先生、松坂桃李に似ているって言われませんか?」
「えぇ・・まぁ」
昔、ある学会での出来事がよみがえってきた。
隣の出版社の女性と名刺交換をした後、「樹木希林に似ているって…」と言いかけてもの凄い速さで遮られた。
「言われません!」
ピシャリと平手打ちをくらわされた気分。
樹木希林は魅力的だから言ったのだったが。