年明けて初めて病院へ行った。1ヶ月に一度内科で血圧の薬などをもらっている。
待合室でスマホをいじりながら順番を待っていると、声高に言い争う声が聞こえてきた。
年配の女性患者と院内のスタッフか。
どうも婦人は、スタッフの対応に不満を募らせているらしい。
婦人 「八代亜紀だって亡くなったんだから!」
スタッフ 「八代亜紀とは違う病気です。こちらはちゃんと対応しているんです」
この場面で八代亜紀がでてくるとは?!
彼女の死は様々な人に影響を与えているようだ。
八代亜紀の歌が好きだった。厳密に言えば阿久悠作詞の、八代亜紀の歌が。
「雨の慕情」
♪ 憎い 恋しい 憎い 恋しい ♪
惚れた男への一途な女ごころ。
「舟唄」
高倉健、倍賞千恵子の映画のワンシーンが蘇る。港町の真っ白な雪景色をバックに歌が流れる。
♪ お酒はぬるめの燗がいい
肴はあぶったイカでいい
女は無口なひとがいい ♪
いつまでも心に遺る名曲だ。