仙台に向かう新幹線の中にいる。
これから出版の打ち合わせで著者、紹介者にお会いする。
トイレに行くことを考え、三人掛けの通路側に指定をとった。
お隣はどうも中年のご夫婦のようだ。
それが間違いだった。
発車から30分経ったが、お隣さんは延々と「夫婦の会話」をしている。
どうやら妻の方が強いらしい。夫は野次られっぱなし。
聞きたくない。でも聞こえてしまう。
斜め前の若い女性が編み物をしている。遠くから赤ん坊の笑い声がする。
窓からは陽が差し込んでくる。
静かになったと思ったらお隣の夫は眠ったようだ。
さあ! 打ち合わせが上手くいくことを願おう。