この数日、気落ちする事があったり、迷いが生じて判断が難しい案件があったりで、浮かない気持ちで過ごしている。
柏原芳恵の「春なのに」が浮かんでくる。
かなり前に流行った名曲だ。
♪〜春なのに 春なのに
ため息 またひとつ〜〜
いつまでも浮かない気持ちではいられない。顔を洗い、化粧水をジャプジャプつける。
「よし! 映画を観に行こう!」
有楽町でトム・ハンクスの『オットーという男』をやっている筈だ。気難しい嫌われ老人の役らしい。
表に出た。
桜は散り始めていた。