ぼちぼち日録

初冬の京都五条で。

2024年12月11日

シェア

新幹線で駅に着くと、人、人で改札口はごった返していた。

それでもやっぱりここは特別。

 

「わぁい! 京都だ」

 

2年ぶりの京都。

五条烏丸通りのコメダ珈琲で出版の打ち合わせをする。

お会いした鈴木啓史氏は大阪の商業高校の先生。『利潤分配制と社会主義―日本における大正期から昭和戦後期に至るまでの受容と変容』(仮)を刊行のご予定だ。

 

判型に迷われているといい、先生がお持ちになった関連研究の書籍数点と、私も見本として持参したA5、四六判上製600頁の本をテーブルに広げて、どんな本にしたいか、著者のことばに耳を傾ける。

お話ししているうちに、先生の出版にかける並々ならぬ思いが伝わってきた。

いろいろ考え、最後は四六判をお勧めした。

 

  *  *  *  *  *

 

打ち合わせのあと、近くの料理屋「おやこや」に先生をお連れした。

京都にきたら寄せてもらう店だ。

大将は「人たらし」。さりげなく先生を馴染み客の会話の輪に入れてくれる。

 

  *  *  *  *  *

 

先生と別れ、ホテルにチェックイン。フロントマンはアジア系の男性だった。

 

今日の打ち合わせはあれでよかっただろうか?

先生の思いを置き去りにしてこなかっただろうか?

なかなか寝付けない。

 

明日は奈良へ行く予定。ちゃんと起きられるかな。