このところ「要検討」の仕事が続き、アップアップ気味だ。電話、メールなどの対応に追われている。
肩こりがひどい。外にでたら非常な寒さだ。
今日は小説教室がある日。やめようか、どうしよう?
いや、現状を打破するには風向きを変える必要がある。
関内に来た。6人集まった。
宿題は『月と六ペンス』を読んでくることだが、余裕がなくわたしはちゃんと読んでいない。
出席者のコメントに期待した。
「非常に面白い」と、何度も読んだ人が多かった。
登場人物の誰が面白いかで盛り上がった。主人公ストリックランドの奥さんに票が集まった。
訳者の金原瑞人にも票が集まった。翻訳書というのを忘れるくらいスラスラ読めたと。金原ひとみのお父様だということだ。
作者のサマセット・モームは想像したろうか? 100年後の日本の読者が自分の書評でこうも盛り上がることを。
その後はいつもの居酒屋へ。自由が丘駅に着いたら夜11時を過ぎていた。
緩い坂を上りながら群青の空を仰ぐ。
月がみえない。