ぼちぼち日録

いじわる婆さん

2025年03月14日

シェア

長谷川町子の4コマ漫画に「いじわるばあさん」がある。

1968年にテレビドラマ化。青島幸男(元東京都知事)が婆さん役をやり、好評を博した。

 

人は年寄りになると、ともすればシュンと元気がなくなる。

ところが青島婆さんはやりたい放題、周囲に意地悪をしまくって痛快!

ホウキ片手に近所を走り回っている姿が印象的だった。

 

   *    *    *

 

先日、行きつけの郵便局に書籍の発送依頼に行った。

四六判ハードカバー、250頁弱の本を福岡在住の4人に送るためだ。

 

聞けば、ゆうパックで1冊600円かかるとのこと。

高い!

ワタシは思わず、日頃からの不満をぶちまけた。

 

「最近料金が凄くあがったけど、どうしてそんなに高くなったんですか!」

「・・・」

局員は答えない。

その様子がさらにワタシの怒りに火をつけた。

 

「着くのは前より遅いし。

時々利用する分にはそんなに気にならないかもしれないけど、

しょっちゅうモノを送る人にとっては悲鳴が出るわ!」

 

そんなことで、送り損ねた4冊をぶらさげてちょっと離れたコンビニへ。

こちらはなんと1通1300円するという。

フゥゥ…本が1冊買えちゃうじゃないの!

 

怒りと重い本を持って歩き回ったのとで、どっと疲れてきた。

喫茶店に入る。

コーヒー代が更に600円…トホホである。

 

 

さっきの郵便局員はきっと、ワタシのことを意地悪な人だと思っただろうな。

スタミナがないと、いじわる婆さんにはなれない。