ぼちぼち日録

荒川洋治のことば

2025年04月18日

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このところ「ことば」について考えている。

自分が今まで疎かにしてきたことも。

 

荒川洋治の「読書の世界」に参加してきた。NHK文化センター青山教室の講座である。

 

1回目のテーマは「詩歌の読書」で、田村隆一、石垣りん、塚本邦雄、西東三鬼、寺山修司ほかの作品の紹介。

リストの配布があった。

教室は40代以降とみられる受講者でいっぱいだった。男性が多いのに驚く。

荒川氏は気さくなお人柄で、始終クスッと笑いがとぶ。

 

「散文は意味である。詩はこの場所にこの事実がおかれているという価値である」

 

のようなことばが印象に残った。

詩は今も分かったとはいえないが、自分のなかのモヤがうっすらと晴れるのを感じた。

 

1ヶ月後の2回目は「小説の読書」。

しばらく荒川洋治のことばに浸っていたいと思う。