ぼちぼち日録

東京大学とわたし

2025年07月12日New

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左右社の社長と東京大学文学部のM先生を訪問。

 

仕事がら、今までかなりの数の大学を訪問してきたが、東京大学はわたしにとって特別の場所だ。

 

 

三十年前、その頃勤務していた出版社の社長に、

新しい出版部門を作るから、君、出版営業をしてくれないか、と言われた。

大学という処に行ったことがないわたしは、最初の営業場所として東京大学を選んだ。
なにしろ日本の最高学府だもの。景気付けと運試しの気持ちもあった。

 

大学の構内に入って初めて、先生方は研究棟のお部屋にいらっしゃることを知った。
ドキドキしながら部屋のドアをトントンしたわたしに、先生方は優しかった。

 

それが一歩となり、今に続くキャリアとなった。

 

 

久しぶりに構内を歩きながら、感慨が襲ってくる。

 

空はどこまでも高く、青く、太陽がまぶしかった。

 

写真: 東大正門前ルオー