久しぶりに大阪入りした。
大阪のN社から社史制作のお問い合わせがあり、その打ち合わせのためである。
近鉄の西大寺行きに乗り「若江岩田」で下車。
初めての駅、初めての町、初めての企業訪問。すべてが新鮮だ。
ところがいろいろとドジをやらかした。
相当緊張していたに違いない。…というのは言い訳であるが。
まず、N社の玄関で「スリッパに履き替えてください」の立て看板が目に入らなかった私は
フカフカの絨毯の上を土足で入室し、注意を受ける。
打ち合わせは和やかなうちに終了し、担当者が車で駅まで送ってくださった。
まだ時間があったので、どこといって特徴のない商店街をブラブラ。喫茶店をみつけてしばし休む。
出張の合間のこんなひとときが好きだ。
駅で電車に乗ろうとした時、ふと気づいた。
カバンが足りない!
キャリーバッグ、カバン、ハンドバッグの3点セットのはずが2点になっている。
いま訪問したばかりの会社に電話した。
担当者は、応接室にあったと応じてくれた。
ホッとしたが、この炎天下、帰ってきた道を引き返すのはきつい。
タクシーは贅沢だし…と思っていたら、それが通じたのか、宅配便で送ってくださることになった。
いろいろお世話になりました!
夕方からは難波でO大学の先生方と会食。ハモのコース料理で贅沢なひとときを過ごした。
そのあとは法善寺横丁に繰り出して、ブラリ。
ほんのりとした灯が旅情を誘う。
なんやかんやとありながら、出張は楽しくてやめられない。