三日目(最終日)その2
「幣舞橋」という文字を目にしたとき、興味を惹かれた。なんと読むのだろう。

釧路川には小型の船が何隻も停泊している。
その橋を渡ると空気がかわった。港文館というレトロなレンガの建物が建っている。旧釧路新聞社の社屋を一部復元したものだという。

2階は釧路ゆかりの石川啄木の資料室になっており、入り口には啄木の銅像歌碑があった。
1階の港文カフェのカウンターで、珈琲を飲みながら店の女性とお喋りをする。釧路川・船のこと、啄木のこと・・・。
展示室でみた啄木の歌は、恋の歌がよかった。

旅の終わりは旅情をいっそう濃くし、しばし感傷的になる。
幣舞橋の上で友人にメールをうった。