ぼちぼち日録

つゆのあとさき

2026年07月01日New

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雨が好き。
奥沢あたりの住宅の間を歩く。垣根や草花の緑が鮮やかだ。
しっとりとしたひととき。

 

昔読んだ『雨が好き』を思い出す。

 

女優の高橋洋子が上梓して中央公論新人賞を受賞し、その頃かなり話題になった。
ミーハーのわたしは早速購入して読んだ。
内容はほとんど忘れてしまったが、雨の匂いが余韻として記憶にある。

梅雨が終わるまでに永井荷風の『つゆのあとさき』を読んでみたいと思いながらサボっている。

 

 

昨日は自由が丘駅前の麹料理の店で友人の送別会をした。
彼女は自由が丘のオリエンタル雑貨屋で働いていたが、最後の日だった。

 

わたしが映画「Michael/マイケル」を観にいった話をしたら、友人はマイケルが来日したとき、生のマイケルをステージで観たと言う。
一気に座が盛り上がった。
店の主人はYouTubeでマイケルの映像を流してくれ、隣のお兄さんとマイケル談義を共有した。

 

私たちはライン交換して別れた。またこの店で会いましょう、と。

 

 

外にでた。雨はまだやんでいない。
線路ぎわの緩い坂をよたりよたり歩く。電車がゴォーと過ぎていく。

 

まもなく梅雨も去って夏がやってくるだろう。

テレビでは美輪明宏の訃報を伝えていた。91歳。

友人はこれからどうするだろうか?

 

わたしは今、薄曇りの窓外をみながら仕事をする気分になるのを待っている。